「下町の太陽」 おすすめ度:
投稿日:2003-12-24
「教育の問題は、教師が現れるか?ということである」という言葉がありますが、このテキストは凄い。本当にその分野のことを理解した人が、情熱をもってやるとここまで凄いのもができるのかと驚く。現場で患者さんの役に立つというテーマに沿って、余分なものはばっさり捨てて(これが難しい)やさしい語り口の中に、中井さんが臨床で得た実感が述べられている。それが精神医学の正規の教育を受けていない私にも、思い当たる感じが多いように工夫されているので、うれしくてどんどん読み進んでしまう。看護師さんだけでなく、カウンセラー、一般医、精神医学に興味のあるあらゆる人が読んで損のない本である。
「私は心理職ですが気に入ってます」 おすすめ度:
投稿日:2003-12-22
どうしてここまで患者さんの体験がわかるのかと思ってしまうほど、とても身近な言葉、つづら折りのような文章で、わかりやすく症状の説明がなされています。一般の精神医学書のような羅列ではないので、患者さんを全人格的にわかったような気になります(完全にわかることは無理でしょうが)。比喩も文学者に匹敵するくらいわかりやすいです。マニュアル本ではなく、筆者の哲学が感じられる本ですが、すぐに患者さんへの心理教育に使える内容が随所にあり、そういった点でもどんどん読み進めたくなります。
「一般人にも、参考になる本」 おすすめ度:
投稿日:2003-12-19
私は、医療従事者ではないですが、一般人にも、とても参考になると思います。
図10-1の話し方の比較、という図は、たぶん、心理療法に関わる方にも参考になると思います。付録4の「ストレスとつきあうには」は秀逸で、経営者や管理者の方にも読んでいただきたいです。
「名著」 おすすめ度:
投稿日:2003-01-22
誰にでも分かる平易な言葉で、これだけの内容を記すことができることに感動した。
「精神医学の理念」 おすすめ度:
投稿日:2002-11-24
看護の出来ない患者はいない、の言葉に全てが象徴されているように思います。特に公的病院にいると看護って何だろうと感じる諸兄も多いかと思いますが、そんな疑念は払拭してくれます。医師としてもそれぞれの患者にどう向かったらよいか、一つの考えを与えてくれる一冊です。近頃では珍しい、確固たる理論にとどまらず理念に基づいて書かれた名著であります。しばらく世から隠れていたのが不思議に思われます。